
物事の判断の仕方には、それぞれくせがあって、多くの人が良くやると思われるのは「損得」での判断でしょうか。
「こうやったら得だから。これだと損だから」
「これだと自分ばかりが大変だから」
といったように、目の前の物事を判断するかもしれません。
また、職場の中では、「業績」とか「成績」みたいなものが重視されている場合もあるかもしれません。
「〇〇の販売が一位だった」とか
「〇〇の満足度が高かった」など
いろんな尺度があるでしょう。
ほとんどの場合、私たちは「負けたくないなぁ」「どうやったらうまくいくかなあ」と考えています。仕事ですから、お金はもちろん、地位にも、社会的な意味でもそのほうが良いですものね。

同様に、無いほうが良いけれども負けたら一大事、ということの代表が「戦争」でしょう。実際の国と国が命を懸けて戦うような戦争は、無いほうが良いですが、私たちの生活の中での仕事、というのは、ある側面では「戦い」を含んでいるものかもしれません。戦争というのは、本当にシビアな損得で動いています。
これも、大昔から人々の悩みでしたので、優れた戦い方をして、できるだけ優位に立てるようにする方法はたくさん考えられてきました。そのために「兵法」というものがあり、どうやって敵と戦ったら勝てるのか、ということが研究されてきました。
例えば、織田信長が今川義元を倒した「桶狭間の戦い」などのように、大軍に小さな軍勢で立ち向かって勝利を収めるというのは、なんだかすっきりするものかと思います。これも、単に思い付き、とか、特攻、ではなく「兵法」に基づいていると考えられます。
どの「兵法」にも共通して書いている、もっとも重要なことがあります。
それは
「負けるとわかっている争いはするな」
ということです。なんとも弱い言葉に聞こえますが、続きがあります。
「もし、負けずに生き残ることができているとしたら、いつか必ず勝てるチャンスがある。負けて命を落としてしまえば、それまでである」

私たちの最も「得」となっているものは「生きていること」です。
もし、現代の社会で「死ぬほどつらい」戦場にいるとしたら、生き残ることを選択して、誰かに助けを求めてみてください。そうしたら、いつか勝ち残れます。
