量と質のどちらを選ぶか

25年間の臨床経験からみえてくる、「量と質のどちらが重要だとおもうか」によって、ちょっと生き方が変わる、ということについてお話しします。

 

二者択一、ということは、そんなにあるものではありませんが

「どちらかを重視すると、どちらかが引っ込む」

ということはよくあるものです。

 

「量と質」という問題は、生産の現場でも課題となりますが

「大量生産」というと、

「職人技」のもの、との対比から

「安かろう、悪かろう」というあたりも含めて

「早い」とセットで「安い」もくっついてきて

むしろチープな印象もある場合もあるでしょう。

 

商品を流しチェックするイラスト

 

他方、「量は質に転化する」という言葉もあります。

個人的には、若いころの仕事の在り方は、こうした取り組み方も重要かと思われます。
いろんな場面でいろんな仕事を次々こなしていくことによって、結果的には全体の質が上昇していきます。

つまり、経験の量、というのは質に影響していくということはできるでしょう。

 

対象を変えて

食べ物だったらどうでしょう。

おなかがすいたから、とにかくたくさん食べたい

ということもありますよね。

 

年配の方などでは、たくさん入らないけどおいしいものが食べたい

という質の部分にこだわる方もいるかと思います。

 

いただきますのイラスト(男性)

 

これについては、量は質に転化しません。

 

ポリシーとして、

「量か質か」

というのは、「何を対象にしているのか」によるでしょう。

 

では、この視点を

カウンセリング的に言うとどうか

 

と言いますと

「量も質もほどほどでいいんじゃないですか?」

 

と言うことになります。

 

仕事の量や、やらなければならないと思っていることが多すぎて、体調や精神を壊してしまう方は多数います。

また、

自分の取り組みの質について悩む方も少なくなく、思った通りに行かないことで調子を崩される方もいます。

 

まわりから見ると、

「そこまで思いつめなくてもいいんじゃない?」

という状況です。

仕事としては、「求められている量、質」があるかと思います。

その基準を満たすことは、必要な場合があります。

 

コーヒー飲みながらパソコン使う女性のイラスト

 

ただ、自分が課している「量と質」とのギャップがないか

時々確認してみましょう。

 

「ちょうどいい塩梅」

を探してみてください。

 

KIRIHARE所属 臨床心理士